記憶のタイムカプセル

一昨日は合唱団のみなさんと、高齢者施設のお誕生日会にお呼ばれして行ってきました🎼
14時からの開演で13時から電子ピアノのセッテングや音の調整をしましたが、それよりずっと前から何人か座って待ってらっしゃいました。
私が準備をするのを優しい眼差しで見ていらっしゃいましたが、音の調整をするのに歌う予定の童謡「七つの子」をちょっと弾きだすと
「あ!知ってるよ!!」と目の色は輝き、表情がパッと明るくなるのがわかりました。
童謡4曲それに「ゆりかご」「旅愁」「星のワルツ」最後にさだまさしさんの「バースデー」を歌いました。
童謡を歌いだすと、声は少しずつふくらみ、配られた歌詞カードをみなさん見て歌ったり、指揮の先生が歌詞を先導してくだされば歌いやすくなったようで、最後はピアノのテンポも落としてみなさんでの合唱になっていました。
うまく声が発声できない人の声も心に響いてきました。
練習の時も感じていましたが、小さい頃歌った童謡は一回でピタリと声が合い、キーを途中で変更しても、前奏を聴けばすぐに移調できてしまう、他のずっと練習してきた曲より声の伸び方が違う。。
身体が少し変わる気がしました。
私も「もみじ」を弾いたり歌ったりしていると、小学3年生の時に立って歌った時上の窓枠を見つめながら歌った窓枠を思い出しました。
歌と言葉と風景とその時感じた気持ちだったり
匂いだったり色んなことを思い出しました。
脳の奥にしまった箱を掘り起こした感覚です。
歌の力って本当に凄い。

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